オーストラリア、中南米をはじめとする世界各地で、カエルなどの両生類を絶滅においやっているといわれる「カエルツボカビ」。
日本でも2006年末に飼育下のカエルで初めて確認され、また2007年6月には日本固有の野生のカエルからもカエルツボカビの遺伝子が検出され、感染の可能性が強くなりました。
カエルツボカビと言えば、両生類の絶滅を招く恐ろしい菌だと言われていますが、実際どんな菌なのか、カエルツボカビに感染したカエルに何が起こるのかを知っていますか?
ここでは、菌としてのカエルツボカビの姿や、カエルツボカビが引き起こす両生類の病気・カエルツボカビ症、そしてカエルツボカビの研究や、カエルツボカビ症の検査や治療など、問題の解決に向けた取り組みについて、更にカエルツボカビの侵入によって危険に晒される可能性のある、日本の希少な両生類についてもご紹介します。
日々研究の進むカエルツボカビを取り巻く現状を、ご理解いただければ幸いです。 |