開催趣旨
明治44(1911)年7月、橋本増治郎が創業した「快進社自働車工場」は、小規模ながら、今日では日本初の自動車製造工場と位置づけられています。大正3年に同社が完成させたDAT(ダット)自動車は、同社が「実用自動車製造」との合併を経て大正15(1926)年に「ダット自動車製造」となった後も、シリーズとして昭和初期まで発展・進化を続けました。また、昭和初期、「ダット自動車製造」で生まれた小型車ブランド「ダットサン」は、稀代の事業家・鮎川義介によって昭和8(1933)年に創業された日産自動車へ継承され、1980年代前半まで約50年にわたり世界中で親しまれる存在となりました。
本記念展では、橋本増治郎氏および快進社関連を中心に、日産へ受け継がれたクルマづくりの現在までの足跡、これからのクルマの未来像を併せてご覧頂ける内容となっています。
開催期間 |
平成23年6月28日(火)〜7月24日(日) |
場所 |
国立科学博物館 上野本館 地球館2階「科学技術の過去・現在・未来」展示コーナー |
主催 |
独立行政法人国立科学博物館、日本自動車殿堂 |
協賛 |
日産自動車株式会社 |
展示概要 |
(1) |
「橋本増治郎」〜人物関係・留学資料など |
(2) |
「快進社とダット号」〜明治末・大正・昭和初期 |
(3) |
「ダット号からダットサンへ」〜昭和初期から戦後まで |
(4) |
「新たな時代の夢に向かって」〜未来に向かって |
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関連ページ |
http://nissan-heritage-collection.com/EVENT/detail.php?id=642
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2011/_STORY/110623-02-j.html
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入館料 |
通常入館料のみでご覧いただたけます。 |
関連イベント
[終了] |
■快進社創業100年記念シンポジウム
「人のために、社会のために、受け継がれる自動車技術の未来」
日時 |
平成23年7月10日(日) 午後1時30分開場 午後2時〜午後4時30分 |
会場 |
国立科学博物館 日本館2階 講堂 |
スケジュール |
13:30 |
開場 |
14:00 |
「快進社と橋本増治郎」鈴木一義(国立科学博物館) |
14:30 |
パネル・ディスカッション(Ⅰ)
司会: |
鈴木一義(国立科学博物館) |
パネラー: |
小口泰平 (日本自動車殿堂会長、元芝浦工業大学長) |
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「日本の自動車産業の歩みと今後」 |
パネラー: |
佐々木健一
(元日産自動車常務取締役) |
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「日産自動車のエンジン作り」 |
パネラー: |
林 義正
(東海大学総合科学研究所) |
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「低燃費エンジンのルーツはレーシングエンジン」 |
パネラー: |
上田昌則
(日産自動車 企画・先行開発本部 エキスパートリーダー) |
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「ゼロエミッション社会の構築に向けて」 |
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15:30 |
休憩 |
15:45 |
パネル・デスカッション(Ⅱ)
司会: |
小口泰平・鈴木一義 |
パネラー: |
佐々木健一・林 義正・上田昌則 |
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16:30 |
閉会 |
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申し込み |
事前申し込み不要。当日直接会場へお越しください。 (会場は13:30より開場いたします。先着順にて100名まで参加可能。) |
参加費 |
シンポジウムは無料、ただし国立科学博物館の通常入館料が必要です。 |
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