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テーマと趣旨

「魚類の系統と多様性に関する国際シンポジウム」

 水中で進化し、著しい多様性を獲得した魚類 ― その種数は脊椎動物のほぼ半分を占めるといわれています。この多様性を背景に、系統学、生態学、分類学などの研究において、興味深い発見やアイデアが日々蓄積されています。しかし、その詳細についてはインターネットが普及した現在においても、特別な機会がない限り容易に知ることはできません。
 最新の魚類学の状況や面白さを知ってもらうだけでなく、情報を共有することで研究の進展に一層の弾みをつける目的で、このシンポジウムを企画しました。7月6日には、国内外の研究者による講演に加えて、参加者のポスター発表の場を用意いたします。招待講演者には海外からの研究者6名を含みますので、国際的な意見交換の場としても有効活用していただけます。
 7月7日には、一般の方々を主な対象として、公開シンポジウムを開催します。国内の研究者が講演を行いますので、多数のご参加をお待ちしております。

概要

開催日時

■2013年7月6日(土)
午前10時~午後5時40分
■2013年7月7日(日)
午後1時半~午後4時20分

会場

国立科学博物館上野本館 2階講堂
〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
≫アクセス方法

懇親会

7月6日(土)18時から懇親会を開催します。
会費:6,000円
*当日に受付にてお支払い下さい

お問合せ

■国際シンポジウム事務局
〒305-0005 茨城県つくば市天久保4-1-1
国立科学博物館 動物研究部内
Tel: 029-853-8334(篠原),029-853-8332(中江),029-853-8327(松浦)
Fax: 029-853-8998
E-mail: fishsymp@kahaku.go.jp


プログラム Program

魚類の系統と多様性に関する国際シンポジウム
日時 使用
言語
タイムテーブル ダウンロード

7月6日(土)
10:00~17:40
(懇親会
18:00~20:00)

英語
9:30-10:00 受付
10:00 開会挨拶
10:10-10:50

Redefinition of and relationships within the Acanthuroidei based on adult and larval morphology.

Jeffrey M. Leis and Anthony C. Gill
(Australian Museum and University of Tasmania, AUSTRALIA; The University of Sydney, AUSTRALIA)

10:50-11:30 A ‘living fossil’ eel (Anguilliformes: Protanguillidae, fam. nov.) from an undersea cave in Palau.

G. David Johnson, Hitoshi Ida, Jiro Sakaue, Tetsuya Sado, Takashi Asahida and Masaki Miya
(National Museum of Natural History, Smithsonian Institution, USA; Kitasato University, JAPAN; Southern Marine Laboratory, PALAU; Natural History Museum and Institute, Chiba, JAPAN)

11:30-13:00 昼食
13:00-13:50 ポスターセッション
13:50-14:30

Connection of fish diversity to biomimetics: a challenge for the National Museum of Nature and Science.

Gento Shinohara
(National Museum of Nature and Science, JAPAN)
14:30-15:10

Flatfishes (Teleostei: Pleuronectiformes): A contemporary view of species diversity.

Thomas A. Munroe

(National Museum of Natural History, Smithsonian Institute, USA)

15:10-15:40 休憩
15:40-16:20 The biodiversity of coral reef fishes: from patterns to processes.

David R. Bellwood
(James Cook University, AUSTRALIA)

16:20-17:00 Speciation in coral reef fishes.

Luiz A. Rocha
(California Academy of Sciences, USA)

17:00-17:40 Climate change, ocean acidification and reef fish diversity.

Philip L. Munday
(James Cook University, AUSTRALIA)

18:00-20:00

懇親会

講演要旨(7月6日)
公開シンポジウム「魚類の系統と多様性」
日時 使用
言語
タイムテーブル ダウンロード

7月7日(日)

13:30~16:20
日本語
13:00-13:30 受付

13:30-14:00

サメの食事法

仲谷一宏
(北海道大学 名誉教授)

14:00-14:30

ウナギの「イブ」の話

塚本勝巳
(日本大学 教授)

14:30-14:50 休憩
14:50-15:20

性の決まり方からみた魚類の多様性

桑村哲生
(中京大学 教授)

15:20-15:50

フグが作る海底のミステリーサークル

松浦啓一
(国立科学博物館 名誉研究員)

15:50-16:20 質問の時間
講演要旨(7月7日)

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