大型哺乳類の剥製およそ400点からなる「ヨシモトコレクション」。国立科学博物館の常設展地球館3階や1階で多くの来館者を惹きつけ ています。このコレクションを築いた「ヨシモトさん」とはいったいいかなる人物なのでしょう。
没後10年にあたって、ハワイで日系二世の実業家として大成功を収めたワトソンT.ヨシモト氏の生涯と、コレクションを構築した経緯について氏の残した標本・映像・写真を紹介するとともに、国立科学博物館によりコレクションの調査研究成果をあわせて展示します。

ヨシモトコレクションとは?

世界各地から収集された膨大な剥製群。その内訳と、科学的な意義について解説します。また、コレクションには付随する様々な資料が存在しています。これらが科学博物館に全て寄贈されることになった経緯についても紹介します。

ヨシモト氏の生涯

今から約100年前、ハワイで日系二世として生まれ育ったW.T.ヨシモト氏とはどのような人物なのでしょうか。大工見習いから実業家として成功した彼の生涯をたどります。

ヨシモト氏が体験した多様性

ヨシモト氏は狩猟をつうじて、自然や野生生物と接することで、晩年には自然保護を推進するようになります。五大陸の旅行で芽 生えた生命の多様性へのまなざしが、残された剥製群として表れ ているのです。

ヨシモト氏の遺志

ヨシモト氏が目指した自然保護の思想に基づいて行っている、W.T.ヨシモト財団のさまざまな活動と、国立科学博物館が財団の支援を得て行っている調査研究、普及活動を紹介します。

アクセス

開催日 2014年 10月15日(水)~2015年 1月18日(日)
開館時間 9:00~17:00まで
※入館は閉館の30分前まで
※毎週金曜日は20時まで延長開館
会場 国立科学博物館(東京・上野)
日本館1階中央ホール、企画展示室
入館料 一般・大学生:620円
高校生以下・65歳以上:無料
協力 W.T.ヨシモト財団
学術協力

東京大学大学院
総合文化研究科 地域文化研究専攻 矢口研究室

ディスカバリートーク

開催日 2014年 12月23日(火・祝)
講師 国立科学博物館 動物研究部:川田伸一郎
会場 国立科学博物館(東京・上野)日本館1階
お申込み 詳細はこちらでご確認下さい。

[講演会]国立科学博物館の至宝、ヨシモトコレクションの魅力を語る

開催日 2014年 10月18日(土) 13:30~15:30
講師 国立科学博物館 動物研究部:川田伸一郎
東京大学大学院総合文化研究地域文化研究専攻:加藤恵理
W.T.ヨシモト財団理事:Randy Harris氏も参加します
申込方法 ※お申し込みは終了しました
上野の山文化ゾーンフェスティバル講演会シリーズ
詳細は「講演番号7」をご覧ください(外部リンク)