展示概要
企画展名称 | 理化学研究所百年ーお弁当箱からニホニウムまでー |
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開催期間 | 2017年2月28日(火) ~4月9日(日) |
開催場所 | 国立科学博物館(東京・上野公園) 日本館 地下1階 多目的室 |
開館時間 | 午前9時~午後5時(金・土曜日は午後8時まで) *入館は各閉館時刻の30分前まで |
休館日 | 3月6日(月)、3月13日(月)、3月21日(火) |
入館料 | 一般・大学生:620円(20名以上の団体は310円) 高校生以下・65歳以上:無料 |
主催 | 国立科学博物館、理化学研究所 |
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日本の物理学を変えた一通の手紙
「私の第一の望みは、先生のもとで学ぶことです」
1923年3月、理研研究生としてドイツに留学中の仁科芳雄は、デンマークの大物理学者ニールス・ボーアに一通の手紙を送りました。
手紙をきっかけに、仁科は当時確立しつつあった量子力学をボーアのもとで5年間学び、大きな成果をあげて、第一級の物理学者として帰国。日本の物理学を、世界のトップと並ぶレベルに引き上げました。
写真左上:ニールス・ボーア アーカイブのご厚意により精巧な複製を展示
113番元素ニホニウム(Nh)
元素周期表に日本発の新元素が掲載
1869年にメンデレーエフが提案した元素周期表は、現在では世界中の科学の教科書に必ず載っています。
理研は、装置開発から約20年をかけて、2004年に113番元素の合成に成功しました。そして最初の合成成功から12年を経て、2016年11月30日、ついに周期表に日本発の“ニホニウム(Nh)”が掲載されることが決定。科学史に残る大きな成果となりました。
財団理研と大河内正敏
ベンチャー企業のさきがけ
大河内正敏は、主任研究員制度を創り、研究活動を推進しました。得られた研究成果を製品化するために、今でいうベンチャー企業を設立、“理研コンツェルン”と呼ばれる企業集団を形成し、その収益を研究費に充てる研究・工業化体制を創りました。
研究活動を活発化させ、日本独自の技術開発を進め、産業の発展に貢献しました。
研究成果を社会へ
理研が生み出した製品
理研は、真理を追究する純粋理化学研究を行うと同時に、その成果を社会に役立てる研究も行ってきました。
栄養素ビタミンも理研と大きな関わりがあります。ビタミンAを製品化したのは、理研の応用研究によるもので、理研は世界11カ国の特許を取得しました。お弁当箱などに使われる“ アルマイト” も理研が開発、命名したものです。
記念講演会
日時 | ※終了しました 2017年 3月18日(土)14:00~16:45 |
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会場 | 国立科学博物館 日本館2階講堂 |
定員 | 100名 |
参加費 | 無料 ※常設展示入館料は別途必要です。 (一般・大学生620円、高校生以下・65歳以上は無料) |
申込方法 | 申込みページより必須事項をご記入のうえ、お申し込みください。 ※電話やハガキなど、WEB以外での申込みは受付いたしませんので、ご注意下さい。 |
申込み | こちらよりお申し込み下さい。 ※お申込みは終了しました |
締切 | 2017年2月27日(月)17時 |
ご注意 | 申込数が定員を超えた場合は抽選とさせていただきます。 当選された方にはメールにて3月9日(木)頃までに参加票をお送りします。 当方からのメールをお受け取りいただけるよう、メールアドレスの登録はお間違いのないようお願いいたします。 また、迷惑メール対策などの受信設定のご確認をお願いいたします。 |
お問い 合わせ |
〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20 国立科学博物館 企画展示担当 kikakuten@kahaku.go.jp |
タイムスケジュール | |
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13:30 | 開場 |
14:00-14:05 | 開会挨拶 |
14:05-15:15 | 「日本の科学と歩んだ理研」 東京大学大学院総合文化研究科准教授 岡本 拓司氏 |
15:30-16:40 | 「理研が腸内フローラ研究を開拓した!」 理化学研究所特別招聘研究員 辨野 義己氏 |
16:40-16:45 | 閉会挨拶 |