我が国の特徴のある自然を守り、後世に伝えていくために、国が指定し、保護管理している「国立公園」。現在、日本には34の国立公園が存在し、そこでは日本の自然を象徴する風景や環境、生物が多く見られます。南北に長く、森や川、海と、豊かな表情を見せる日本列島の自然は、どのように形作られ、どのような生き物を育んでいるのでしょうか。本展は、日本の多様な自然が織りなす“物語“を、国立公園を切り口に紹介する展覧会です。
上野本館では、入館を予約制とさせていただきます。詳細は国立科学博物館(上野本館)再開についてのお知らせをご覧ください。
企画展名称 | 企画展「国立公園 -その自然には、物語がある-」 |
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開催期間 | 2020(令和2)年8月25日(火)~11月29日(日) |
開催場所 | 国立科学博物館(東京・上野) 地球館特別展示室 |
開館時間 | 9:00~17:00 ※ただし、金曜日・土曜日は18:00まで |
休館日 | 9月7日(月)・14日(月)・23日(水)・28日(月)、 10月5日(月)・12日(月)・19日(月)・26日(月)、 11月4日(水)・9日(月)・16日(月)・24日(火) |
入館料 | 一般・大学生630円(税込) 高校生以下および65歳以上無料(常設展示入館料のみでご覧いただけます) |
主催 | 国立科学博物館、環境省、文化庁、日本芸術文化振興会 |
協力 | 小杉放菴記念日光美術館 |
企画展「国立公園」関連のディスカバリートークを実施します。トークの詳細はタイトル部分のリンクをクリックし、イベント情報のページでご確認下さい。
9月5日(土) | 「国立公園展」 話者:地学研究部/佐野 貴司 会場:日本館2階講堂 |
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9月12日(土) | 「国立公園の魚」 話者:動物研究部/中江 雅典 会場:日本館2階講堂 |
10月4日(日) | 「企画展『国立公園』の見どころ」 話者:植物研究部/海老原 淳 会場:日本館2階講堂 |
教員のための博物館の日は、学校の先生に「博物館に親しみを持ってもらうこと」、「博物館の学習資源を知ってもらうこと」を目的としたイベントです。
開催日 | 9月20日(日) |
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会場 | 日本館2階講堂 |
話者 | 宮脇 律郎(地学研究部)、中江 雅典(動物研究部)、海老原 淳(植物研究部) |
備考 | 事前申込み制、応募者多数の場合は抽選となります。 |
詳細 | 詳細はこちらのページをご覧ください |
「国立公園 ― その自然には、物語がある ― 」を、日本の自然保護運動発祥の地・尾瀬国立公園にフォーカスして、現役レンジャーが尾瀬の知られざる姿を交えて紹介します。
開催日 | 10月10日(土) 13:30~(1時間程度) |
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会場 | 日本館2階講堂 |
話者 | 環境省 片品自然保護官事務所 利用企画官 安類智仁 |
対象 | 小学生以上 |
備考 | 事前申込み制、応募者多数の場合は抽選となります。 |
詳細 | 詳細はこちらのページをご覧ください |
国立公園には日本の自然を象徴する景観や生物多様性が残されています。会場では「大地」「水」「命」の3つのテーマで、動物や植物、岩石・鉱物といった国立科学博物館が所蔵する200点以上の自然史標本、そして全34公園の高精細空撮映像によりその姿に迫ります。あわせて自然に寄り添い生きてきた「人」の暮らしについても紹介します。
日本の国立公園の歴史は、1934(昭和9)年に瀬戸内海、雲仙、霧島の3か所が指定されたことから始まります。旅行やカラー写真が一般的でなかった当時、国立公園候補地の景観が描かれた絵画は、その指定に重要な役割を果たしました。小杉放菴記念日光美術館が所蔵する国立公園絵画のうち12点を展示します。キャンバスに描かれた日本の自然も本展の見どころです。ぜひご覧ください。
大野隆徳「奥入瀬渓流の秋」
中澤弘光「上高地大正池」
国立公園では、自然に囲まれてゆったりと過ごしたり、アクティビティを満喫したりと、さまざまな楽しみ方が可能です。また、その自然に育まれた地域特有の伝統文化に触れることもできます。本展を見終わってお気に入りの国立公園が見つかったら、実際に出かけてみませんか?会場では各国立公園の魅力を紹介するパンフレットも配布します。
中部山岳国立公園
全34公園の空撮映像を大画面4Kモニターで上映します。ここではその一部をご紹介します。
「親と子のたんけんひろば コンパス」(現在閉室中)とコラボした国立公園ワークシートができました!
親子で国立公園の展示を見ながら、日本一周してみませんか?
ワークシートは企画展会場にて配布しています。