企画展名称 | 企画展「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」 |
---|---|
開催期間 | 2023(令和5)年3月14日(火)~4月9日(日) |
開催場所 | 国立科学博物館(東京・上野公園) 日本館1階 企画展示室 |
開館時間 | 午前9時~午後5時 ※入館は閉館時刻の30分前まで |
休館日 | 月曜日 ※ただし3月27日(月)、4月3日(月)は開館 |
入館料 | 一般・大学生630円(団体510円)(税込) ※常設展示入館料のみでご覧いただけます。 ※団体は20名以上。 ※高校生以下および65歳以上は無料。 |
主催 | 国立科学博物館 |
協力 | 上野桜守の会、東京都立大学牧野標本館、練馬区立牧野記念庭園 |
独立行政法人国立科学博物館 | |
---|---|
所在地 | 東京都台東区上野公園 7-20 地図アプリで見る |
お問合せ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
|
記念講演会「太田洋愛・植物画・桜」 |
---|
ただいま開催している企画展「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」を記念して下記の講演会を開催します。「太田洋愛・植物画・桜」をキーワードにさまざまな視点からお話を伺うことで、本展をより深く楽しんでいただけると思います。皆様のご参加をお持ちしております。 |
出演者 |
浅野ひさよ(日本ボタニカルアート協会)、太田修平、田中純子(練馬区立牧野記念庭園)、田中伸幸(植物研究部)、遊川知久(植物研究部) |
内容 |
講演1 「太田洋愛先生と植物画」 浅野ひさよ 講演2 「牧野富太郎とサクラの図」 田中純子 |
座談会「太田洋愛の植物画をめぐって」 浅野ひさよ、太田修平、田中純子、田中伸幸、遊川知久 |
日時 |
2023(令和5)年4月8日(土) 午後2時~午後3時40分(受付開始:午後1時30分) |
定員 |
100名(事前申込制) ※申し込み多数の場合には抽選となります。 |
費用 |
無料(常設展示入館料が別途必要です) |
対象 |
どなたでもご参加いただけます。 |
会場 |
日本館2階 講堂 |
申込 |
受付は終了しました。 |
パソコンやスマートフォンを使って、企画展「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」の展示の様子をご覧いただけます。
※VR映像としての鑑賞には専用ゴーグルもしくはメガネが必要です。
日本に自生するサクラの種類やその故郷であるヒマラヤのサクラ、日本で花開いた花見文化とその中で作出された園芸品種などを標本や文献で紹介します。
日本のサクラの多様性を明らかにする研究の歴史の中で、論文などに印刷された植物画は、種類の特徴を正確に広く伝えることに大きな役割を果たしました。これまでサクラ研究のために描かれた代表的な図を展示します。
江戸時代に始まった日本のサクラの自然史研究は、国立科学博物館の名誉館員・大井次三郎と太田洋愛の共著『日本桜集』にまとめられました。ふたりの業績とサクラとの関わりを紹介します。
太田 洋愛
(写真:個人蔵) 愛知県田原市に生まれる。愛知県立成章中学校(現在の成章高等学校)在学中に洋画家・細井文次郎に洋画を学ぶ。1929年、旧満州(現在の中国東北部)に渡り、満洲教育専門学校植物学教室にて大賀一郎に師事し植物画の道に進む。また、牧野富太郎から描画材料を贈られ、指導を受ける。終戦後ソ連軍の捕虜となり中央アジアに抑留され、1948年に帰国。帰国後は教科書や図鑑の植物画を数多く手がける。1970年、日本ボタニカルアート協会を創立。主な著書は『原色日本のラン』、『日本桜集』、『さくら』など。
大井 次三郎
(写真:東京都立大学牧野標本館) 東京都江東区に生まれる。1930年、京都帝国大学(現在の京都大学)農学部を卒業。小泉源一の指導を受ける。京都帝国大学、ボイテンゾルグ植物園(現在のインドネシア・ボゴール植物園)を経て、国立科学博物館に勤務する。国立科学博物館名誉館員。イネ科、カヤツリグサ科などの分類に関する数多くの論文を発表するとともに、日本の維管束植物全般の分類に関する知見を総括した『日本植物誌』を出版。国際的に高い評価を受けて英語版も刊行された。1971年、朝日文化賞を受賞した。
『日本桜集』に掲載されたサクラの原画を多数展示するとともに、研究の証拠とするため、描画の素材となった枝から作製された貴重な押し葉標本を初めて公開します。
サクラの葉、花、樹皮などの利用や世界のサクラの仲間について紹介します。
※所蔵が表記されていない資料は、国立科学博物館の所蔵品です。