タイトルヘッダ

海には“背骨を持たない”動物(無脊椎動物)の多様な世界が広がっています。しかし、これまでこれらの動物は、一般的な認知度が低く、中心的に紹介されることもありませんでした。そこで本展では、興味深い形態や生態、そして、人の暮らしとの関わり合いなどの紹介を通して、これら海生無脊椎動物の多様な世界の魅力に迫ります。

概要

企画展名称 企画展「知られざる海生無脊椎動物の世界」
開催期間 2024(令和6)年3月12日(火)~6月16日(日)
開催場所 国立科学博物館(東京・上野公園)
日本館1階 企画展示室、中央ホール
開館時間 9時~17時
※4月27日(土)~5月6日(月)は19時まで。
※入館は各閉館時刻の30分前まで。
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)

※ただし3月25日(月)、4月1日(月)・30日(火)、6月10日(月)は開館 。

入館料 一般・大学生630円(団体510円)(税込)
※常設展示入館料のみでご覧いただけます。
※団体は20名以上。
※高校生以下および65歳以上は無料。
主催 国立科学博物館

特別賛助協力

船の科学館「海の学び ミュージアムサポート」
特別協力 公益財団法人水産無脊椎動物研究所
協力 東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所、長崎大学薬学部、ミュージアムパーク茨城県自然博物館

VR

パソコンやスマートフォンを使って、企画展「知られざる海生無脊椎動物の世界」の展示の様子をご覧いただけます。
※VR映像としての鑑賞には専用ゴーグルもしくはメガネが必要です。

VR企画展「知られざる海生無脊椎動物の世界」へようこそ

アク

所在地
東京都台東区上野公園 7-20
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お問合せ
050-5541-8600(ハローダイヤル)
  • JR「上野駅」公園口から徒歩5分
  • 京成線「京成上野駅」正面口から徒歩10分
  • 東京メトロ銀座線、日比谷線「上野駅」7番出口から徒歩10分
  • ※館内に駐車場および駐輪場はございません
国立科学博物館アクセスマップ

チラダウンロード

示紹介

第1章 多様な動物の世界

現世の動物(後生動物)は34の門に分類されています。このなかには、身近な動物に加えて、微小なのに非常に複雑な形態をした動物や、臓器が何も無い動物、さらには「動かない動物」など私たちの想像を超える不思議な動物がたくさんいます。そんな動物の不思議で多様な世界を、進化の道筋(=系統樹)とともに紹介します。

節足動物門
タカアシガニ

珍無腸形動物門
ニッポンチンウズムシ

第2章 不思議な海生無脊椎動物の形や生態

無脊椎動物とされる動物33門のうち、海にすむ種がいるのは31門になります。その中の18門は、属する種がすべて海で生活しています。つまり、生命誕生の場でもある海は、多様な動物門が出現することのできた環境なのでしょう。ここでは、陸上では見ることができない海にすむ多様な無脊椎動物の興味深い世界をのぞいてみることにします。

刺胞動物門
ベニウミトサカ

軟体動物門
アオウミウシ

胴甲動物門
シワコウラムシ科の1種

有櫛動物門
シンカイウリクラゲ

第3章 人とのかかわり

一般的にはあまり認識されていませんが、人の暮らしにも多くの海生無脊椎動物が関わっています。あるものは食料として、あるものは宝石として、あるものは日用品として、人に利用されています。一方で、寄生虫や食材の汚損生物、侵略的な外来生物として、人の暮らしに悪影響を与えるものも知られています。

腕足動物門
ミドリシャミセンガイ

軟体動物門
ムラサキイガイ

第4章 海生無脊椎動物を理解する意義

本展では、海には“背骨を持たない”動物(無脊椎動物)の多様な世界が広がっていることをいくつかの窓を通してのぞいてみました。その締めくくりとして、海生無脊椎動物にも絶滅に瀕している種がいること、博物館の標本の存在意義、そして研究の現状について紹介します。

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企画展「知られざる海生無脊椎動物の世界」講演会

知られざる海生無脊椎動物の世界をより深く知ってもらうための講演会を開催いたします。

日時 2024(令和6)年5月4日(土)
13時30分~15時30分(受付開始:13時)
会場 日本館2階 講堂
出演者 本川達雄(東京工業大学 名誉教授)
塚越哲(静岡大学 教授)
内容 講演①「ヒトデとホヤ・・・海生無脊椎動物の多様性」 本川達雄
講演②「メイオ生物の世界-小さな生物にみる驚きの多様性-」 塚越哲
定員 120名(事前申込制・先着順)
対象 どなたでもご参加いただけます
費用 無料(常設展示入館料が別途必要です)
申込 申し込みはイベントページから
※5月3日(金・祝)締め切り

企画展「知られざる海生無脊椎動物の世界」関連イベント~メイオベントスの世界を見てみよう~

企画展で紹介しているメイオベントス(1mm以下の動物たち)を実体顕微鏡の下で探し出して観察します。

日時 2024(令和6)年5月18日(土)
13時30分~15時30分(受付開始:13時15分)
会場 地球館3階 実験自習室
出演者 山崎博史(九州大学 助教)
定員 20名(事前申込制・先着順)
対象 中学生以上
費用 保険料50円
※保険料は当日集めますので、お釣りのないようにご用意ください
申込 申し込みはイベントページから
※5月4日(土)10時から受付開始