震災復興・国立科学博物館コラボミュージアム

実施状況

平成24年度に実施した岩手県7地域、平成25年度に実施した宮城県、福島県の10箇所に続き、宮城県1箇所、福島県4箇所の合計5箇所で展覧会を開催し、延べ88,000人を超える来場者で賑わいました。

また、現地の要望に応え、館内外の協力者を含めて講演会4回、体験教室5回を実施し、併せて延べ500人以上の皆様にご参加いただきました。

展覧会開催中は、それぞれの開催場所ならではの体験教室なども多く行われ、子ども達を中心に大変好評を博しました。また、コラボミュージアムを契機とした開催機関間の連携など、被災地域での今後の継続的な博物館活動の実施のための取り組みへとつながり始めています。

開催スケジュール

メイン会場 アロサウルス実物全身骨格展示
平成26年4月26日(土)〜平成26年5月11日(日) 福島県文化センター (実施報告
平成26年8月16日(土)〜平成26年10月19日(日) 南相馬市博物館(実施報告
平成26年10月23日(木)〜平成26年11月20日(木) 会津自然の家(実施報告
平成26年11月26日(水)〜平成26年12月24日(水) 福島県いわき海浜自然の家 (実施報告

実施報告

「恐竜アロサウルスがやってきた!みんなで一緒にあいに行こう!」
場所 福島県文化センター
実施期間 平成26年4月26日(土)〜平成26年5月11日(日)
来館者数 4,704人
かつて国立科学博物館正面玄関に展示されていたアロサウルス、マイアサウラの実物全身骨格標本の展示を中心に、恐竜から鳥への進化に関する展示を行いました。また、真鍋グループ長による講演会やかはくボランティアの皆さんによる体験教室を実施しました。
化石のレプリカづくりに挑戦する子ども達 体験スクラップ作成をする子ども達
マイアサウラとアロサウルスの展示 かはくボランティアによる体験教室の様子
「南相馬にアロサウルスがきたぞ!」
場所 南相馬市博物館
実施期間 平成26年8月16日(土)〜平成26年10月19日(日)
来館者数 2,478人
アロサウルスの全身骨格標本を中心とした展覧会を開催しました。開催前にはプレイベントとしてアロサウルスの公開組み立てを行い、多くの市民の方にご覧いただきました。また、真鍋グループ長による講演会、かはくボランティアの皆さんによる体験教室などを実施しました。
体験スクラップ作成をする子ども達 体験スクラップ作成をする子ども達
アロサウルス公開組み立ての様子 かはくボランティアによる「化石のレプリカをつくろう!」
「アロサウルスがやってくる〜恐竜たちがまってるよ!〜」
場所 会津自然の家
実施期間 平成26年10月23日(木)〜平成26年11月20日(木)
来館者数 1,707人
アロサウルスの全身骨格やフタバスズキリュウの産状化石、魚竜イクチオサウルスの幼態化石などの標本を展示し、恐竜から鳥類への進化に関する展覧会を開催しました。また、開催期間中には真鍋グループ長による講演会や恐竜3Dぬりえなどの体験教室を実施しました。
バスツアー「GO!GO!国立科学博物館」の様子 開会式後、真鍋研究主幹による展示解説
展示解説をする真鍋グループ長 体験教室「恐竜3Dぬりえ」の様子
「福島県いわき海浜自然の家にアロサウルスがやってくる!」
場所 福島県いわき海浜自然の家
実施期間 平成26年11月26日(水)〜平成26年12月24日(水)
来館者数 1,897人
アロサウルスの全身骨格標本を中心とする展覧会を開催しました。開催期間中には、真鍋グループ長による講演会や新潟大学大学院生によるワークショプ、化石のレプリカ作りや恐竜キーホルダー作りなどの体験教室を実施しました。
教育ボランティアによる「葉っぱを知ろう、葉っぱで遊ぼう」 真鍋研究主幹によるギャラリートーク
真鍋グループ長によるギャラリートークの様子 新潟大学大学院生によるワークショップの様子