記載 |
日本固有種.茎は高さ1-1.9 m,直立し,中部からよく分枝し,枝は広角度に伸びる.根生葉は花期には生存しない.茎葉は広卵形~狭卵形,長さ15−40 cm,羽状に中裂し,羽片は3−8対,鋭い刺がある.花期は10月.雌性両全性.頭花は多数が円錐花序に付き,直立~斜上する.総苞は鐘形~椀形,生時で直径15-20 mm,総苞片は11−12列,斜上~短く反曲し,クモ毛があり,総苞外片は卵形で内片より明らかに短い.腺体は狭披針形,総苞は粘る.両性小花は紅紫色で雌性小花は鮮やかな赤紫色,長さ19-20 m,狭筒部は広筒部より長い.痩果は明褐色,長さ4 mm,冠毛は長さ15-17 mm.宮崎県と大分県の県境付近に分布し,林縁に生える.染色体数2=4x=68. |