リョウノウアザミ

詳細情報

分類 ナンブアザミ節リョウノウアザミ亜節
和名 リョウノウアザミ
別名
種名 Cirsium grandirosuliferum
変種名
キャッチフレーズ 東濃丘陵の湿地に生え,多数の小さな頭花を上向きに咲かせるアザミ
基準産地 岐阜県東白川村
記載 日本固有種.茎は高さ0.6-1.5 m,直立し,単純あるいは上部で分枝する.根生葉は花期にも生存し,狭楕円形~披針形,長さ12-60 cm,羽状に浅裂~中裂して5−11対の羽片を付けるかあるいは時に鋸歯縁となり,鋭い刺がある.花期は9月~10月.両全性.頭花は単生あるいは数個が疎らな総状花序につくか時に塊状に集合してつき,直立する.総苞は狭筒形,生時で直径6-8 mm,総苞片は11−12列,普通圧着するが時に上半部がわずかに斜上し,薄くクモ毛で被われ,総苞外片は卵形で内片1/4以下.腺体は狭披針形~狭披針状倒卵形~線形で良く発達し,総苞は著しく粘る.小花は紅紫色,長さ14−18 mm,狭筒部は広筒部より長い.痩果は灰褐色,長さ約4 mm,冠毛は長さ12−15 mm.東濃丘陵(岐阜県,長野県)に分布し,山間の湿地や水田の畦などに生える.染色体数2=34.
分布 長野県,岐阜県
ノート 頭花は小型だが,全体はかなり大きくなるアザミである.和名は両濃薊,分布域が信濃と美濃にまたがるため.
撮影データ 宮 岐阜県中津川市落合 2004.10.6
分布図

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