エチゼンオニアザミ

詳細情報

分類 ナンブアザミ節オニアザミ亜節
和名 エチゼンオニアザミ
別名
種名 Cirsium occidentalinipponense
変種名
キャッチフレーズ 白山山系南部の高山帯に分布し，大型の頭花を下向きに咲かせるアザミ
基準産地 福井県三ノ峰
記載 日本固有種．茎は高さ30-80 cm，斜上し，単純あるいは上部で数回分枝する．根生葉は花期にも生存し，披針形～狭卵形，長さ18-25 cm，羽状に中裂し，羽片は6−9対，鋭い刺がある．花期は6月～7月．両全性．頭花は数個が密集して付き，点頭する．総苞は椀形～広鐘形あるいは鐘形，生時で直径17-21 mm，総苞片は7−8列，斜上あるいは多少とも反曲し，薄くクモ毛で被われるが時に無毛，総苞外片は狭卵形で内片の半長以下．腺体は線形～狭披針形で良く発達し，総苞は著しく粘る．小花は紅紫色，長さ20-22 m，狭筒部は広筒部よりわずかに長い．痩果は灰褐色，長さ約3 mm，冠毛は長さ17-18 mm．白山山系南部に分布し，高山草原に生える．
分布 福井県
ノート オニアザミに似るが，小花の狭筒部よりわずかながら長いこと，総苞片が7−8列で，斜上ないし反曲すること，腺体の幅が狭いことなどで区別できる．白山山系にはオニアザミも分布する．
撮影データ 宮　福井県大野市三ノ峰　2004.7.1
分布図

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