オガサワラアザミ

詳細情報

分類 ナンブアザミ節ハマアザミ亜節
和名 オガサワラアザミ
別名
種名 Cirsium boninense
変種名
キャッチフレーズ 小笠原諸島の海岸に生え,大型の白い頭花を下向きに咲かせるアザミ
基準産地 小笠原諸島父島
記載 日本固有種.根生葉は花期にも生存する.茎は高さ0.4-1.5 m,直立し,単純あるいは上部で数回分枝する.根生葉は肉質で光沢があり,狭卵形~卵形,長さ20-80 cm,鋸歯縁となるか羽状に浅裂して,裂片は6-8対,下面に長毛があり,鋭い刺がある.花期は5月~6月.両全性.頭花は単生または数個が疎らな総状花序につき,直立あるいは斜上する.総苞は椀形~鐘形,生時で直径1.5-2 cm,総苞片は10−11列,圧着し,上半部がわずかに斜上する.腺体を欠くため,総苞は粘らない.小花は白色で長さ20-22 mm,狭筒部は明らかに広筒部より長い.痩果はわら色,長さ3−3.5 mm,冠毛は長さ13-15 mm.染色体数2n=2x=34.小笠原諸島に分布し,沿海地の草原や砂浜,岩礫地に生える.
分布 小笠原諸島
ノート 花は常に白色.太平洋戦争前には存在し,今では絶滅したとされている,同じく小笠原諸島固有のトヨシマアザミは花が紅紫色.
撮影データ 宮 小笠原諸島母島 2004.6.7
分布図

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