分類 |
ナンブアザミ節リョウノウアザミ亜節 |
和名 |
ギョウジャアザミ |
別名 |
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種名 |
Cirsium gyojanum |
変種名 |
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キャッチフレーズ |
紀伊山地と四国山地に生える,小さな頭花を上向きに咲かせるアザミ |
基準産地 |
奈良県大峰山 |
記載 |
日本固有種.茎は高さ0.5-1 m,斜上し,上部でよく分枝する.根生葉は花期にも生存し,楕円形~狭楕円形,長さ15-30 cm,羽状に深裂し,羽片は6−10対,鋭い刺がある.花期は8月~11月.雌性両全性.頭花は分枝した枝の先に単生あるいは数個ずつ付き,直立するかあるいは自重で傾く.総苞は狭筒形,生時で直径6-8 mm,総苞片は10−11列,基部は直立するが上半部は広角度に斜上し,無毛あるいは薄くクモ毛で被われ,総苞外片は狭卵形で内片より明らかに短い.腺体はほぼ円形~卵形~披針形で良く発達し,総苞は著しく粘る.小花は淡紅紫色,長さ約15 mm,狭筒部は広筒部より少し長い.痩果は明るい褐色,長さ約2.5 mm,冠毛は長さ約12 mm.山地の林縁に生える. |
分布 |
紀伊山地,四国山地(東部) |
ノート |
比較的珍しい種であるが,香川県には大きな群落が認められる.香川県の群落では,個体数が多いために雌性株が存在することも分かった.石灰岩地で見かけることが多い. |
撮影データ |
宮 三重県大台町水呑峠 2003.9.18 /門田 雌性株 香川県まんのう町大川山 2012.10.22 |
分布図
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