記載 |
日本固有種.茎は高さ0.7-1.8 m,直立し,上部で分枝し,枝は広角度に伸びる.根生葉は花期には生存しないが,茎の下部に最も大型の葉が付き,卵形~広卵形,やや肉質,長さ32-40 cm,羽状に深裂して7−10対の羽片があり,鋭い棘がある.花期は9月~10月.両全性.頭花は数個が疎らな総状花序につき,点頭する.総苞は鐘形~広筒形,生時で直径8-15 mm,総苞片は8-10列,斜上あるいはゆるやかに反曲し,外片は狭卵形で先端は尾状に長く伸び.内片よりわずかに短い,クモ毛がある.腺体は線形で内片にのみあるが痕跡的で,総苞は粘らない.小花は淡紅紫色,長さ19-22 m,狭筒部は広筒部より長い.痩果は淡紫褐色,長さ3.5−4 mm,冠毛は長さ14-22 mm.宮崎県に分布し,石灰岩地の林縁や草地に生える.染色体数2n=4x=68. |