記載 |
日本固有種.茎は高さ0.4-2 m,直立あるいは自重で傾き,中部以下からよく分枝し,枝は広角度に伸びる.根生葉は花期にも生存し,やや肉質で,狭倒卵状披針形,長さ14-40 cm,羽状に中裂~深裂し羽片は5−8対,鋭い刺がある.花期は10月~11月.両全性.頭花は3~4個あるいは多数が疎らな散房状花序につくか時に単生し,直立~斜上する.総苞は狭筒形,生時で直径5-12 mm,総苞片は10−11列,斜上し,クモ毛で被われ,総苞外片は狭卵形で内片の1/5以下.腺体は狭倒披針形で痕跡的,総苞はわずかに粘る.小花は紅紫色,長さ18−20 mm,狭筒部は広筒部よりわずかに長い.痩果は褐色を帯びた灰色,長さ約4 mm,冠毛は長さ10−16 mm.三重県に分布し,道路脇や法面に生える.染色体数2=2x=34. |