記載 |
茎は高さ0.7-2 m,直立~斜上し,上部で多少なりとも分枝する.根生葉は花期には生存しない.茎葉は狭楕円状披針形~広卵形あるいは広楕円形,長さ10−40 cm,鋸歯縁あるいは羽状に浅裂し,羽片は4-6対.葉柄の基部は耳状に抱茎する.花期は6月~9月.両全性.頭花は数個が疎らな総状花序に付くか単生し,太い柄の先に点頭して咲く.総苞は椀形~鐘形あるいは筒形,生時で直径12-20 mm,総苞片は6列,反曲~開出し,多少ともクモ毛があり,総苞外片は狭卵形で内片とほぼ等長.腺体はないため,総苞は粘らない.小花は淡紅紫色,長さ14-18 m,狭筒部は広筒部より短い.痩果は暗褐色~明褐色,長さ4−4.5 mm,冠毛は長さ12-16 mm.北海道(西南部を除く)に分布し,亜高山~高山草原,時に山地に林縁に生える.染色体数2n=4x=68. |