ツクシアザミ

詳細情報

分類 ナンブアザミ節サワアザミ亜節
和名 ツクシアザミ
別名
種名 Cirsium suffultum
変種名
キャッチフレーズ 九州では最も普通のアザミで,大型の頭花を下向きに咲かせる
基準産地 長崎県島原
記載 日本固有種.茎は高さ0.5-2 m,直立あるいは斜上し,単純あるいは上部でよく分枝し,枝はやや広角度に伸びる.根生葉は花期には生存しないが,茎の下部に最も大型の葉が付き,狭卵形~狭楕円状卵形,粗渋,長さ20-40 cm,羽状に浅裂~中裂して4−8対の羽片があり,鋭い棘がある.花期は9月~12月.雌性両全性.頭花は数個が疎らな総状花序につくか単生し,点頭する.総苞は椀形~広鐘形~鐘形,生時で直径6-13 mm,総苞片は6列,斜上あるいはわずかに反曲し,外片は狭卵形で先端は尾状に長く伸び.内片よりわずかに短い,クモ毛がある.腺体は線形で内片にのみあるが痕跡的で,総苞は粘らない.両性小花は淡紅紫色,雌性小花は濃紅紫色,長さ18-22 m,狭筒部は広筒部より明らかに長い.痩果は暗褐色,長さ約4 mm,冠毛は長さ14-20 mm.九州(宮崎,熊本両県以北)に普通に分布し,林縁や草地に生える.染色体数2n=4x=68.
分布 九州(宮崎,熊本両県以北)
ノート 雌性株は花の色が濃い他,頭花も小さく別種のように見える.
撮影データ 宮 大分県久住高原 2002.10.19 /門田 白花(狭総苞) 大分県由布岳 2006.10.29
分布図

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