淡水浮遊性藍藻データベース

Freshwater Planktonic Blue-Green Algae Database

Pseudanabaena foetida var. subfoetida (Niiyama et Tuji) Tuji et Niiyama 2016

基 名 Pseudanabaena subfoetida (Niiyama et Tuji 2016)
産 地 茨城県霞ケ浦
目 名 シネココックス目
解 説 トリコームは単独で浮遊性、まっすぐまたはやや曲がる、鮮青緑色、細胞隔壁部で著しくくぼみ、鞘または粘質をもたない、カリプトラはない、ほとんど不動。 細胞は両端が丸みを帯びた円筒形で鮮青緑色、幅2.1-2.9µm、長さ2.5-8.5µm、長さ/幅は約0.9-4.0。細胞の両端にアエロトープがあり光って見える。細胞内に数個の顆粒をもつことがある。連鎖体(連鎖胞子、hormogonia)は運動性がある。2-MIBを産生する。
  本種は、同じく2-MIBを産生するPseudnabaena foetidaと同時に、霞ケ浦産の新種として発表された(Niiyama, Tuji, Takemoto & Ichise 2016)。P. foetidaと比べ、本種は細胞が太くて短いこと、また細胞内に顆粒があるという形態的な差異があるほか、遺伝子情報も異なる。
Pseudanabaena foetida var. subfoetida Pseudanabaena foetida var. subfoetida Pseudanabaena foetida var. subfoetida Pseudanabaena foetida var. subfoetida

Niiyama et al. 2016より