淡水浮遊性藍藻データベース

Freshwater Planktonic Blue-Green Algae Database

Cuspidothrix issatschenkoi (Usačev) Rajaniemi et al. 2005

基 名 Anabaena issatschenkoi Usačev 1938
異 名 Aphanizomenon issatschenkoi (Usačev) Proschk.-Lavr. 1968
産 地 北海道天塩川の河堰湖、青森県小川原湖、茨城県霞ヶ浦、千葉県手賀沼、印旛沼、滋賀県琵琶湖
目 名ネンジュモ目
解 説 トリコームはほとんどまっすぐ、単独で浮遊する、隔壁部でわずかにくびれる、先端部で段階的に細くなり毛状の細胞で終わる、長さ265-530µm。細胞は 円筒形、直径2.0-3.5µm、長さ5.1-15.9µm、先端では直径約1µm、長さ22µmに達する。 異質細胞は円筒形、直径4.0-4.7µm、 長さ7.0-10.9µm。アキネートは円筒形ないし楕円形、直径4.0-4.4µm、長さ13-16µm。
 渡辺(1985)は霞ケ浦から、Watanabe et at. (2003)は琵琶湖からRaphidiopsis mediterranea Skuja var. grandis Hillを報告している。しかしこれはアキネートを形成しているが異質細胞をもっていない本種と考えられる。
Cuspidothrix issatschenkoi Cuspidothrix issatschenkoi