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学名 | Aphanizomenon gracile (Lemmerm.) Lemmerm. |
記載論文 | Algen I. Krypt.-Fl. Mark Brandenburg 3. 1907. |
よく使われてきたシノニム |
大きさ | 細胞:幅約2-4μm、長さ約2‐8μm; アキネート:幅約4‐8μm、長さ約8‐18μm |
分類特徴 | トリコームはまっすぐかやや曲がる。細胞は短円筒形ないし樽型、ガス胞をもつ、幅約2-4μm、長さ約2‐8μm。異質細胞は長球形、トリコームのほぼ中央にある。アキネートは長球形ないし長円筒形、異質細胞からやや離れたところに1個または数個並ぶ、幅約4‐8μm、長さ約8‐18μm。 Aphanizomenon gracileはAphanizomenon属の他種と異なり、群体を形成せず、単独で浮遊する。トリコームは先端細胞までガス胞があり、透明な毛状にならない、また針状に尖ることもない。このような形態的な差異だけでなく、遺伝子解析結果からも、本種はAphanizomenon属と異なるグループに含まれることが明らかになっている。今後の研究の進展により学名が変わる可能性もある。 |
生態(浮遊・塩・季節) | 浮遊性 |
生態(分布・栄養段階) | |
生態(毒性・障害) | |
参考文献 | 国立科学博物館ホームページ: 浮遊性藍藻データベース |
1 | Aphanizomenon gracile |
解説 | トリコームに長楕円形のアキネートが2個連続し、それらからやや離れて楕円形の異質細胞がある。 |
2 | Aphanizomenon gracile |
解説 | トリコーム中央部に楕円形の異質細胞がある。 |
3 | Aphanizomenon gracile |
解説 | 栄養細胞だけのトリコーム。細胞にはガス胞がある。 |