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学名 | |
記載論文 | |
よく使われてきたシノニム |
大きさ | |
分類特徴 | トリコームは球形や円筒形の細胞が単列に並び、通常は分枝はないが、一部の属は環境条件によって分枝をもつ場合がある。トリコームはまっすぐまたはらせん形など、全長がほぼ同じ径だが、両端がやや細くなる場合がある。異質細胞やアキネートを形成する。属レベルで分類するためには、異質細胞やアキネートがトリコームのどこに形成されるか、アキネートと異質細胞が接しているか、トリコームが粘質鞘をもつか、などを確認する必要がある。 このグループには、Raphidiopsis属(Cylindrospermopsis属)、Nodularia属、Umezakia属などが含まれる。 Cylindrospermopsis属はトリコームの先端に異質細胞をつくるのに対し、Raphidiopsis属は異質細胞をつくらないという違いから区別できるといわれてきた。しかし、両属のトリコームやアキネートの形態には差異がなく、トリコームに異質細胞がない場合はどちらの属か区別がつかない。成熟段階の異なるものが、それぞれ別属とされたのではないかとの疑問が以前からあった。最近、このような形態上の特徴だけでなく、遺伝子情報(16S rRNA遺伝子、16S-23S rRNA ITS領域およびその二次構造)の解析結果からも両属は単系統であり、別属として区別できないという報告がなされた。この場合、植物命名規約の先取権の原則により、Cylindrospermopsis属の種はRaphidiopsis属に移される。 |
生態(浮遊・塩・季節) | |
生態(分布・栄養段階) | |
生態(毒性・障害) | Raphidiopsis raciborskii(Cylindrospermopsis raciborskii)から肝臓毒のシリンドロスパーモプシンが分離された。 |
参考文献 | 国立科学博物館ホームページ: 浮遊性藍藻データベース |
1 | Raphidiopsis raciborskii (Cylindrospermopsis raciborskii) |
解説 |
2 | Raphidiopsis curvata |
解説 |