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学名 | |
記載論文 | |
よく使われてきたシノニム | Aphanothece |
大きさ | 細胞の幅:約1μm; 細胞の長さ:約2-4μm |
分類特徴 | ほぼ均質で透明な粘質性の基質内に、長球形、ないし両端の丸い円筒形のガス胞のない細胞が多数散在し、群体を形成する。群体は非常に微小、浮遊性。細胞の幅は約1μm以下、長さは幅の2倍から数倍、個々の細胞は粘質鞘をもたない。細胞分裂は細胞の縦軸に直角な面での二分裂である。 Aphanothece属は細胞や群体の大きさや形態の差異などからAphanothece亜属とAnathece亜属に分けられていたが、形態だけでなく、生態、細胞内のチラコイド配列の違い、および遺伝子解析の結果からも区別できることが分かり、両亜属はそれぞれ属に階級変更された。 Aphanothece属の群体は発生直後は顕微鏡的な大きさだが、その後数mmから数cmと肉眼で分かる程度に大きくなる場合があり、底生、着生、気生または一時浮遊性である。また細胞の幅は1μm以上とやや大きく、個々の細胞が粘質鞘をもつことがある。 |
生態(浮遊・塩・季節) | 浮遊性 |
生態(分布・栄養段階) | |
生態(毒性・障害) | |
参考文献 | 国立科学博物館ホームページ: 浮遊性藍藻データベース |
1 | Anathece minutissima |
解説 |