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学名 | Microcystis aeruginosa (Kütz.) Kütz. |
記載論文 | Tab. Phycol. 1: 6. 1846. |
よく使われてきたシノニム |
大きさ | 細胞の直径:3.2-6.6μm; 群体の大きさ:数10μm-数mm |
分類特徴 | 多数の球形の細胞が不規則に集まり、粘質に包まれた群体を形成している。群体の縁は不明瞭。群体は不定形、網状、帯状、数mmに達する大きな塊となる場合がある。細胞は球形、分裂直後の細胞は半球形、多数のガス胞を含む。 M. aeruginosaは細胞が比較的密に集合し、群体は黒味を帯びて見える。 細胞の正確な大きさを計測するには、高倍率の顕微鏡で観察する必要がある。成長初期で群体が小さい頃、あるいは最終期になって群体がばらばらになりかけると、Microcystis属それぞれの種を区別することは難しい。 |
生態(浮遊・塩・季節) | 浮遊性 |
生態(分布・栄養段階) | 冨栄養湖沼 |
生態(毒性・障害) | ミクロキスチンを産生する系統があるが、外部形態からは区別できない。 |
参考文献 | 渡邊眞之.2007.日本アオコ大図鑑.pp159.誠文堂新光社.東京. |
1 | Microcystis aeruginosa |
解説 | 細胞は群体内に密集し、群体は黒味を帯びて見える。 |
2 | Microcystis aeruginosa |
解説 | 右上:Microcystis aeruginosa 左下:Microcystis ichthyoblabe 上記2種の細胞の大きさ。および群体の形態は異なる。M. aeruginosaの群体は黒味を帯びて見える。M. ichthyoblabeの細胞は前者より小さい。 |
3 | Microcystis aeruginosa |
解説 | 繁殖終期の群体。群体内にはPseudanabaena mucicolaなど他の藍藻やバクテリアが混在しており、細胞の密度が繁殖初期に比べて疎になっている。 |