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学名 | |
記載論文 | |
よく使われてきたシノニム | Oscillatoria |
大きさ | トリコームの幅:4-10-12μm |
分類特徴 | トリコームは単独で浮遊する、時に多数集合し、アオコを形成する場合がある。トリコームは糸状で、全長がほぼ同じ幅で、先端細胞はやや細くなるか、ほとんど変わらす円く終わるかやや曲がる。トリコームにカリプトラや粘質鞘はない、またアキネートも異質細胞ももたない。細胞は長さが幅の1/3-2/3または長さと幅がほぼ等しい、細胞の全域にガス胞をもつ。 このグループにはPlanktothricoides属とPlanktothrix属の種を含める。高倍率の顕微鏡で観察しないと個々の種を同定することはできない。 |
生態(浮遊・塩・季節) | 浮遊性 |
生態(分布・栄養段階) | 冨栄養湖沼 |
生態(毒性・障害) | いくつかの株で、ジェオスミン(カビ臭)とシアノトキシン(藍藻毒素)の産生が確認されている。 |
参考文献 | 国立科学博物館ホームページ: 浮遊性藍藻データベース |
1 | Planktothrix agardhii |
解説 | トリコームはまっすぐで隔壁部でくびれない、先端部でやや細くなりカリプトラを作ることがある、幅4.0-5.5μm。細胞は円筒形、長さは幅の約2/3。アオコを形成することがある。 |
2 | Planktothricoides raciborscii |
解説 | トリコームはまっすぐ、隔壁部でくびれない、先端部で急に細くなり曲がることがある、カリプトラはない、幅8.0-12.2μm。細胞の長さは幅の1/3-1/2。冨栄養湖沼でアオコを形成することがある。 |
3 | Planktothrix isothrix |
解説 | トリコームはまっすぐ、隔壁部でくびれない、先端部はほとんど細くなることはなく、円く終わる、幅5.0-10.0μm。細胞の長さは幅の1/2-2/3。 |
4 | Planktothrix agardhii |
解説 |