ホーム ≫ 研究と標本・資料 ≫ 標本・資料データベース ≫ ダム湖の植物プランクトン ≫ 小形の円盤状珪藻(Coscinodiscales-Thalassiosirales) |
学名 | |
記載論文 | |
よく使われてきたシノニム |
大きさ | |
分類特徴 | プランクトン性種。新リストでは多型になる円盤状のCyclostephanoid珪藻について、正確な同定が出来ない場合、サイズのみで分けるようにした。上記以外の最大サイズが20µm未満のコアミケイソウ目、ニセコアミケイソウ目が該当する。Actinocyclus属については、20µm前後の大きさとなるため、出現した場合は、D5-4 大形の円盤状珪藻に加えることとする。
小形の中心類珪藻はダム湖を初めとした止水域に幅広く分布し、時に優占種になるが、見落とされることが多い。その同定のためには酸処理したサンプルを用いて油浸レンズを用いた光学顕微鏡観察か、SEMが必要であるが、簡易モニタリングにおいては、種レベルの同定を求めることは出来ないと考え、一つのグループにまとめた。このグループには、 a. Cyclotella属の小形種 (C. meneghinianaは除く)(図1) b. Discostella属 (Cyclotella sttelligeraグループ)(図2) c. Cyclostephanos属 (図3) d. Thalassiosira pseudonana e. Skeletonema (図4) f. Spicaticribra kingstonii (九州・沖縄でのみ見られる 図5) などが含まれる。 Melosira variansやAulacoseira pusillaに似た群体を作ることもあり (図3)、混合しやすいため、注意が必要である。 |
生態(浮遊・塩・季節) | 浮遊性 |
生態(分布・栄養段階) | |
生態(毒性・障害) | |
参考文献 | 辻・伯耆 (2001) 琵琶湖の中心目珪藻 |
1 | Cyclotella atomus |
解説 |
辻・伯耆 (2001) |
2 | Discostella spp. |
解説 |
辻・伯耆 (2001) |
3 | Cyclostephanos fritzii |
解説 |
辻・伯耆 (2001) |
4 | Skeletonema potamos |
解説 |
辻・伯耆 (2001) |
5 | Spicaticribra kingstonii |
解説 | Tuji (2013) |