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学名 | |
記載論文 | |
よく使われてきたシノニム | Euglena |
大きさ | 細胞の幅:8-45μm; 細胞の長さ:20-65-200μm |
分類特徴 | 細胞は通常、単独で生育する。細胞は紡錘形、卵形または楕円形で、前端が広円形か円筒形にやや突出し、後端が円錐形になって短い突起状になっているものが多い。前端に1本の長い鞭毛を持ち、その近くには1個の眼点があり、遊泳する。周皮には縦方向またはらせん状に平行して並ぶ条線がある。葉緑体は多数あり、小さな円盤状で、それぞれにピレノイドがある。光合成産物であるパラミロンをもつ。パラミロンの形は円盤状か環状で、1個または数個ないし多数ある。パラミロンの形や数は種によって特有である。二分裂による無性生殖を行う。有性生殖は知られていない。 横断面が円形である点で、Phacus属と異なる。細胞の周皮は硬く、遊泳時に細胞が変形しない点で、Euglena属と異なる。 |
生態(浮遊・塩・季節) | 遊泳性 |
生態(分布・栄養段階) | |
生態(毒性・障害) | |
参考文献 |
1 | Lepocinclis marsonii |
解説 | 細胞は紡錘形で、前端は乳頭上にやや突出し、後端に尖った針状突起がある。細胞の周皮に平行して並ぶ条線がある。 |
2 | Lepocinclis fusiformis |
解説 | 細胞は楕円形で、前端はやや突出し、後端に尖った短い突起がある。細胞の周皮にらせん状の条線がある。 |
3 | Lepocinclis acus |
解説 | 細胞は細長い紡錘形で、後端は細長く伸びる。遊泳時に藻体はほとんど変形しない。 シノニム:Euglena acus |