渡辺仁治 人物紹介・略歴 Toshiharu Watanabe's history

大正13(1924)年6月6日 京都市に生まれる

学歴

昭和13(1948)年3月 京都市立立誠小学校卒業
昭和17(1942)年3月 京都府立第3中学校卒業
昭和23年3月 金沢高等師範学校生物科卒業
昭和36年7月 京都大学理学博士の学位を授与される

職歴

昭和23(1948)年4月 京都市立上京中学校 教諭
昭和24(1949)年4月 奈良女子大学高等師範学校 文部教官
昭和27(1952)年4月 奈良女子大学文学部付属中・高等学校 教諭
昭和40(1965)年4月 奈良女子大学理学部 助手
昭和47(1972)年2月 奈良女子大学理学及び理学研究科 助教授
昭和47(1972)年4月 金沢大学教養部 教授
昭和50(1975)年4月 奈良女子大学理学部 教授
昭和50(1975)年4月 奈良女子大学理学部 退官
昭和63年(1985)4月 関西外国語大学国際言語学部 教授
平成13年(2001)3月 関西外国語大学国際言語学部 退官

研究歴

昭和36(1961)年-昭和41(1966)年 琵琶湖生物資源調査
昭和40(1965)年-昭和49(1974)年 文部省国際生物学事業計画(IBP)吉野川(奈良県)、 ベラ湖(マレーシア)、にて一次生産の研究
昭和54(1961)年-昭和56(1981)年 文部省環境科学特別研究 ”人工水路における藻類群集形成過程の研究”(研究代表者)
昭和56(1981)年-昭和61(1986)年 新宮川汚濁防止連絡協議会からの奨学寄附金による”淡水赤潮発生機構の研究”(研究代表者)
昭和57(1982)年10-11月 英国ブリストル大学留学(文部省在外研究員)
昭和58(1983)年-昭和60(1985)年 日産学術振興財団助成金による”珪藻群集による陸水汚濁の定量的評価法の研究”(研究代表者)
昭和58(1983)年 日本学術振興会による国際共同研究”タイ国河川汚濁の研究”(タイ、チュラロンコン大学)
昭和59(1984)年 日本学術振興会、三菱財団による国際共同研究”スマトラ陸水生態系の総合的保全”(インドネシア、アンダラス大学)
昭和62(1987)年 海外研究(中華民国行政院の招聘、中華民国、台湾大学)
昭和63(1988)年-平成2(1990)年 付着藻類の分布に関する委託研究(滋賀県)

所属学会

日本生態学会 昭和24 (1949)-
日本陸水学会 昭和24 (1949)-、昭和63- 名誉会員
日本水処理生物学会 昭和30 (1955)-
日本水質汚濁研究会 昭和30 (1955)-
日本藻類学会 昭和36 (1961)-
日本水環境学会 昭和60 (1985)-
日本珪藻学会 昭和55 (1980)-、平成15-18 会長、平成19- 名誉会長
国際陸水学会 昭和50 (1975)-
国際珪藻学会 昭和61 (1986)-

委員会

  • 奈良県環境審議会
  • 奈良市公害対策審議会
  • 和歌山県水質審議会
  • 和歌山県環境審議会
  • 奥吉野発電所に関する水質調査委員会
  • 十津川村環境審議会
  • 琵琶湖湖南中部流域下水道浄化センター環境影響調査委員会
  • 琵琶湖総合水管理研究委員会
  • 紀ノ川水質汚濁防止連絡協議会
  • 大和川水質汚濁防止連絡協議会
  • 新宮川水質汚濁防止連絡協議会
  • 瀬戸内海環境保全審議会(環境庁)
  • 瀬戸内海研究会議
  • 河川水辺の国勢調査ダム湖版スクリーニング委員会

その他

平成5年(1993) Who's Who in the World に掲載(DAIpoに関する業績による)
平成6年(1994) Who's Who in Science and Engineering に掲載
平成6年(1994) Dictionary of International Biography に掲載

受賞等

昭和31年6月 紺綬褒章を授与される
平成8年11月 奈良市功労者として表彰される
平成13年6月 環境大臣より地域環境保全功労者として表彰される
平成21年4月7日 逝去 仁空寛碵上人珪学大歩老和尚
平成21年4月 正五位瑞宝中綬章叙位叙勲

「珪学大歩」 渡辺仁治先生追悼文集より

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