研究室だより

小さな「も」の研究

かはく(国立科学博物館)の筑波研究施設には、小さな「も」の研究をしている人たちがいます。

国立科学博物館筑波実験施設
国立科学博物館 筑波研究施設

探しに行く、採ってくる

研究者は日本中、世界中に小さな「も」を探しに行きます。
無事に採集ができたら、研究室へ大事に持ち帰ります。
ときには写真のように湖の底に潜って採集をすることもあります。

モンゴルでのフィールドワーク
モンゴルでのフィールドワーク
山中湖調査の様子
山中湖調査の様子
潜水服で湖に潜っての採集
潜水服で湖に潜っての採集

顕微鏡で見る

小さな「も」は小さすぎるために肉眼ではその形を見ることができません。
このため小さな「も」の観察には顕微鏡を使います。

研究室の顕微鏡
研究室の顕微鏡
クンショウモ
クンショウモ

ばいようする

採集してきた小さな「も」を研究室で育て増やすこともあります。
これを培養といいます。
増え方(生活環)の観察、遺伝子解析などさまざまな用途のために培養を行っています。

培養した小さな「も」の保存室
藻株保存室

遺伝子を調べる

小さな「も」のDNA分析も行っています。
遺伝子を調べることで顕微鏡観察だけでは分からなかった、種同士の関係などを知ることができます。

遺伝子を調べる
DNA分析実験の様子

小さな「も」の世界は広くまだまだ分からないことがたくさんあります。
知れば知るほどおもしろい小さな「も」。
研究室では今日も研究者が小さな「も」とにらめっこをしています。

夕暮れの廊下
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