小さな「も」の標本
かはく(国立科学博物館)には、たくさんの小さな「も」が標本として大切に収蔵されている部屋があります。
かはくの筑波研究施設にある微細藻類の標本室をのぞいてみましょう。
標本室には標本箪笥がずらりと並んでいます。この標本箪笥は小さな「も」の標本のために特別につくられたものです。貴重な標本を大切に保管するためのさまざまな工夫が施されています。
標本箪笥の扉を開けると引き出しがたくさん。この引き出しには標本瓶に入った液浸標本がびっしりと収蔵されています。液浸標本とは防腐、長期保存のためにホルマリンなどの保存液につけた標本のことです。
現在、かはくに収蔵されている小さな「も」の液浸標本は2万6千本以上あり、その1本1本は引き出しに大切に保管されています。
小さな「も」の標本には液浸標本の他にも乾燥標本、プレパラート、電子顕微鏡用試料などさまざまな種類があり、全部で4万4千点を超える小さな「も」の標本が収蔵されています。
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