ホオジロ
Emberiza cioides
5地域74個体
草原や農耕地のような開けた環境を好む。
このような音声の伝達をさえぎるものが少ない環境では、
一般に周波数幅が広い、複雑なさえずりが用いられるという。
ホオジロのさえずりはどうか。他の森林性の鳥のさえずりと比べていただきたい。
他の鳥と同様、春にさかんにさえずるほか、秋にもさえずりが聞かれる。
これはなわばり宣言であり、翌春の繁殖なわばりを
確保するものであることがわかっている。
- ホオジロの「ちょっと詳しく」
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ホオジロはさえずりとなわばりについて深く研究が行われた種であるが、さえずりに地域的な変異(方言)があるかどうかはまだ明らかにされていない。森林が発達した日本では、数の少ない草原棲の鳥であり、そのさえずりについて多くの地域での調査がまたれる。
参考論文:- 明石全弘・山岸哲. 1987. ホオジロ Emberiza cioides の囀りに関する研究.日本鳥学会誌 36: 19-45. 山岸哲. 1976. ホオジロの秋の囀りの機能(予報).生理生態 17: 69-77.
地域を選んでください。下にさえずりがあらわれます。
1
長野県霧が峰
2
長野県軽井沢
3
鹿児島県霧島山
4
茨城県つくば市
5
山形県山形市