魚の体の側面を見ると、鰓蓋の上端から尾鰭に向かって細いスジが走っているように見えます(黄色い矢印から矢印まで)。これが側線です。側線は魚が水中で水圧や水流の変化を感じとる感覚器官です。側線はふつう1本ですが、2本以上もっている魚もいます。側線上にある鱗のことを側線鱗(そくせんりん)といいます。そして、側線鱗には孔があいているものが多く、この数を側線有孔鱗数(そくせんゆうこうりんすう)といいます。その数は種を区別する特徴になります。