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2003.04.01 |
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海岸近くの海を漂っていたリュウグウノツカイを小林紀和さんが発見しました。鳥取県立博物館の学芸員、川上靖・平尾和幸両氏が調査にあたりました。 採集された個体は266cm もあり、とても大きいです。オキアミ類をおう吐しました。生態の解明につながる貴重な一枚です。 リュウグウノツカイは全長8メートルになると言われています。世界中の熱帯および温帯の海に生息しています。深海性魚類ですが、荒天のときに沿岸に漂着します。リュウグウノツカイの生態はほとんど分かっていません。日本の図鑑ではリュウグウノツカイにRegalecus russelii (Cuvier,1816)という学名を使用していることが多いのですが、リュウグウノツカイ属には1種しかいないであろうと言われているので、前述の学名よりも早く出版されたRegalecus glesne Ascanius, 1772を用いるべきでしょう。 |