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菌類・藻類研究グループ
きたやま  たいじゅ
北山 太樹研究主幹
小笠原諸島の
深所性褐藻相の研究

研究員に聞いてみました
1)専門は何ですか?
海藻学、とくに褐藻類の分類が専門です。海藻の分類、生態、進化、地理的分布、海藻相を研究しています。最近は、絶滅が危惧される淡水産紅藻や明治時代における海藻学の歴史についても調査をはじめています。
2)研究者になろうと思ったきっかけは何ですか?
研究者になろうと思ったことはなく、ただ大学3年の頃に臨海実習で海藻を採集して以来、海藻の世界を究めたい(いまだゴールはみえず、道のりは遠い)と思い、標本を集めているうちに研究者になっていました。
3)最近の研究活動で、最も興味深かった出来事は何ですか?
上述のオガサワラメ(仮称)の発見。「興洋」の船長の見事な操船により80m の海底からあがってきたときは鳥肌がたちました。
4)研究者になりたい方に一言アドバイスを!
極論すれば「研究者」というのは職業ではなく生き方なので、なにかを深く究めようとする気持ちをもちつづけるなら、あなたもいまから研究者です。
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