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環境変動史研究グループ
かせ  ともき
加瀬 友喜研究主幹
ペルム紀の海のモンスター、
シカマイアを復元する

研究員に聞いてみました
1)専門は何ですか
古生物学、とくに貝化石を用いた進化古生物学が専門です。フィリピンやインドネシアの新生代貝類の研究を進めています。これらの地域は世界で最も多くの生物が生息していますが、いつからそのようになったのか、またその要因は何なのか、貝化石の記録からその謎を解く研究をしています。
2)自身の研究内容と社会、一般との接点は
化石の研究の成果は、われわれの生活に直接役に立つことはあまり多くはありません。今取り組んでいる新生代貝類の研究は、地 球温暖化が進んだ場合、海の生物にどのような影響がでるかを予測することができる可能性があります。
3)研究する上での苦労や悩みなどはありますか
研究は失敗の連続です。いつも悩んでいます。
4)研究する上で一番大事だと思うことは何ですか
既存の説をうのみにせず、自身の直感を大事にすること。
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