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陸生無脊椎動物研究グループ
のむら  しゅうへい
野村 周平研究主幹

昆虫微細構造のデータベース化に
取り組んでいます

研究員に聞いてみました
1)専門は何ですか?
一口で言うと昆虫分類学です。コウチュウ目ハネカクシ科アリヅカムシ亜科の分類、形態、系統、生物多様性を研究しています。
2)研究者になろうと思ったきっかけは何ですか?
昆虫の採集や観察が好きだったことです。
3)最近の研究活動で、最も興味深かった出来事は何ですか?
アリヅカムシは微小な甲虫(体長約2ミリ)ですが、それに比べると巨大な甲虫であるカブトムシにも、アリヅカムシと同じように、前ばねの付け根の部分に前ばねを固定するためのマジックテープ状の構造(図版2)があったことです。この微細構造はバイオミメティクス的にも重要です。
4)研究者になりたい方に一言アドバイスを!
昆虫の研究は、人間が体験できない世界を解明していくことなので、想像力が大切です。身近な生物を知れば知るほど、それらが生きている世界について想像力が働くようになります。
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