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陸生無脊椎動物研究グループ
 おの   ひろつぐ
小野 展嗣研究主幹
クモの世界

研究員に聞いてみました
1)やりがいを感じるのはどのようなときですか
自分の論文が海外の研究者に影響を与えたと感じたときです。先駆的な仕事が国際クモ学会賞(2010)の受賞に繋がりました。
2)研究する上での苦労や悩みなどはありますか
象1頭と虫1匹がもっている情報はそれほど 変わらないのですが、虫の研究は世間一般には軽視されがちで、場所を取らない利点が生かされていないように思います。
3)今の職業に就いていなければ何をしていると思いますか
大学卒業時、銀行へ勤めるのをやめてドイツへ留学。科博に就職するときには外務省に内定していたのを断わりました。どちらも大きな岐路でした。
4)座右の銘や本などがあればご紹介ください
「ローマは一日にして成らず」(英国のことわざ)、「理系には文学・芸術を、文系には理科の合理性を」(福井謙一)、「塩の辛さ や砂糖の甘さは学問では理解できないが、なめてみればすぐ分かる」(松下幸之助)。『約束されぬ地の眺め―ある動物学者の歩み』(丸山工作 著)。
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