1.豊川順弥とオートモ号 1920年代当時、欧米の自動車のほとんどが水冷式のエンジンを採用していました。しかし白揚社の豊川順彌氏は、日本の小型乗用車には空冷式エンジンが合うと考え、独自に研究・改良を重ねて「オートモ号」を完成させました。
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●「オートモ号」に会える? |
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↑<1925年製オートモ号/国立科学博物館所蔵> |
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2.同時代の人々の挑戦 先人たちによる国内の自動車普及の動きは、関東大震災をきっかけに進出した欧米のフォード、G.M社の技術力・生産力を前に一時停滞しました。しかしその成果は、次世代の日産自動車やトヨタ自動車、いすゞへと確実に受け継がれていきます。 ←<1917年製三菱A型乗用車/三菱自動車所蔵> |
↓<1925年製フォードT型/ニューエンパイヤモータ(株)所蔵>