干潟にすんでいるカニやゴカイ、浅い海にいるツノガイやボラは泥を「なめる」ようにして無尽蔵の有機物を食べている。タイドプ−ルや浅い海の岩場ではヒザラガイ、ウニなどが岩の表面にはえている豊富な海藻を岩ごと「かじって」食べている。深海をみても、するどい嗅覚をそなえたヤドカリ、ツブ貝たちが海底を掃除するかのように動物の死がいを「ひろって」食べている。海の底はまさに食物の宝庫である。
6)海のハンターたち