「くうか・くわれるか」といった騒がしい争いをはなれて、生物が静かに生きて行く方法の一つに寄生という生き方がある。寄生生物たちは他の生物の体に住みつき、そればかりか栄養もそこからもらって生きる。海に生きるさまざまな生物の体には、種類もさまざま、その姿形や生きざまも多様な彼ら特有の世界が展開している。
10)海の哺乳類