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21世紀の環境,エネルギー問題は,世界的な緊急の課題として取り沙汰されています。これらの問題を解決し,「持続可能な社会及び経済の活性化」を実現するひとつとして海洋エネルギーの利用科学技術が期待されています。特に,海洋温度差発電は,環境にやさしいエネルギーとしてだけでなく,他に海水淡水化や水素製造,リチウム回収,海洋牧場など複合的な利用が可能です。とりわけ,21世紀の5大問題である環境問題,エネルギー問題,食糧問題,人口問題,水問題を解決する可能性を秘めているため,日本国内だけでなく,海外の多くの国々から注目されています。
本展示では,海洋温度差発電を中心とする海洋エネルギーの複合的な先導的利用科学技術について紹介すると共に,「海」,「光」,「水」,「バイオ」をキーワードに繰り広げられる21世紀のエネルギー・環境問題を解決するための科学技術の『先導的学融合』について紹介します。特に,半導体と生命体を融合した環境・医用・エネルギー材料開発研究を目指した最先端の光「シンクロトロン光」,自然と共生できる低平地域の地圏・水圏・都市環境に纏わる国際的な水環境研究「低平地」,海浜台地における高度な生物生産体系の確立を目指した先駆的「マリンバイオ」について体験型の展示を行います。佐賀大学は,海洋エネルギー研究センターをはじめとする低平地研究センター,海浜台地生物環境研究センター,シンクロトロン光応用研究センターの4つの国際的研究拠点を構築し,これらの「先導的学融合」による知的基盤形成,国際社会と地域への貢献を目指しています。これらの成果について紹介します。
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開 催 期 間 |
平成16年3月26日(金)〜4月4日(日) |
開 催 場 所 |
国立科学博物館 2階講堂 |
開 催 時 間 |
9:00〜17:00(金を除く平日)
9:00〜20:00(金)
9:00〜18:00(土・日)(※入館は閉館の30分前まで) |
休 館 日 |
開催期間中なし |
主 催 |
国立科学博物館,佐賀大学 |
入 館 料 |
常設展料金のみでご観覧いただけます。
一 般・大学生:個人420円/団体210円
小・中・高校生:個人 70円/団体 40円
(団体は各20名以上)
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