国立科学博物館では、日本の文化や産業を支えてきた"ものづくり"を新しい時代に継承・発展させていくため、ものづくりに関する調査研究や展示などを実施してきました。我が国のものづくり人材の裾野を拡大していくためには、我が国の優れたものづくりに対する社会的認知度を高め、国民の理解を深めることに大きな意義があります。
この一環として、平成24年2月に決定された第4回「ものづくり日本大賞(*)」の受賞者とその優れた技術を広く世の中に伝えるため、下記のとおり企画展「ものづくり展」を開催することとしました。この企画展では、経済産業省が主催し、当館が共催となり、内閣総理大臣賞のほか、経済産業大臣賞について実物展示を行い、特別賞および優秀賞についてパネルにて紹介します。
また、本企画展では、震災復興を祈念して、東北地方の受賞者については特別賞および優秀賞についても実物展示を行うほか、被災地の小中学生自身がプロカメラマンの協力も得ながら"復興に向けた希望の象徴"となるモチーフを選んで撮影した写真も展示します。
(*)「ものづくり日本大賞」は、我が国産業・文化を支えてきた「ものづくり」を継承・発展させるため、ものづくりを支える人材の意欲を高め、その存在を広く社会に知られるようにすることを目的として、経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が連携し、平成17年に創設され、2年に1度開催されている。
※「ものづくり日本大賞」および受賞者について詳しくはこちらをご参照ください。