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企画展日本鳥学会100周年記念 鳥類の多様性 日本の鳥類の研究の歴史と成果
今年2012年は日本鳥学会が創設されてちょうど100年目となります。これを記念して、日本の鳥類研究の歴史と最新の成果を、日本と世界の多種多様な鳥の標本とともにご覧いただきます。さらに、最新の鳥の分類とDNAバーコーディング、繁殖・渡り・採食の生態研究の最新の成果を通じて、鳥学の魅力をお伝えします。環境保全のリード役となっているコウノトリやトキなどの保全プロジェクトについてもご紹介します。

日本における鳥類研究の歴史
日本における鳥類研究の成果の代表例としてカンムリツクシガモを紹介します。世界に3点しかない標本のうち2点を展示します。

分類と種多様性の研究
分類研究はゲノム時代に入り、生物種の分子系統がはっきりとわかるようになってきました。分類への反映が求められつつあります。

生態研究
進化理論の発展と調査技術の進歩によって、鳥の巧みな適応や今まで知られていなかった生態が次々と明らかにされています。雌雄間の驚くべき関係、電波追跡で解明された渡り経路、記録装置で見えてきた水中での採食行動などについて、動画を含めてお楽しみください。

保全研究
鳥類学が社会に直接寄与できる分野に保全生物学があります。日本の絶滅鳥類を紹介するとともに、保全の必要性を考えます。

トピック展示
日本鳥学会の歴史や、さまざまな鳥の卵のほか、羽根に関連した日本の文化も紹介します。

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