国際生物学賞とは?
第30回国際生物学賞は、米イェール大学のピーター・クレイン博士が受賞されます。ピーター・クレイン博士は、世界に先駆けて古生物学と現世の植物の情報を統合して、植物の系統・進化史を研究しました。この新しい視点による研究手法で、植物の系統解析研究をリードするとともに、植物多様性の一般社会における普及および保全への貢献も世界的に高く評価されています。
本シンポジウムは、博士の受賞を記念して企画されたもので、1日目のセッションでは、動物・植物・菌類・古植物の分類と進化に関わっている世界の先端的研究者を招き、生物の多様性についての講演を行います(使用言語は英語)。また、クレイン博士の特別講演も行われます(同時通訳付き)。
2日目のセッションは、生物多様性に関する研究と成果の普及をめざし、幅広い分野から日本の先端的な研究者が日本語による講演を行います。
両日とも、多くのお客様のご参加をお待ちしています。
12月2日、3日 両日参加の場合は、それぞれにお申込みが必要です。
12月3日の概要はこちら
開催日時 | 2014年 12月2日(火) |
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会場 | 日本学士院 議場 |
対象 | 研究者、大学生・大学院生等 |
定員 |
200名 ※先着順 11月20日(木)締切 |
参加費 |
無料 |
ご注意 |
・シンポジウムへの参加は事前申し込みが必要です。
|
お問合せ | 国立科学博物館 連携協力課 |
12月3日(一般対象)に参加をご希望の方は、別途申込みが必要です。お申込みはこちら
タイムテーブル | 内容 | 使用言語 |
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9:00―10:00 | Registration | 英語 |
10:00―10:10 | Opening program | 英語 |
Session I. Zoology | ||
10:10―10:45 | Reconstructing the animal tree of life in the era of genomics Gonzalo Giribet (Harvard University) |
英語 |
10:45―11:20 | The tree of life in the light of the discoveries of the three new phyla, Loricifera, Cycliophora and Micrognathozoa Reinhardt M. Kristensen (University of Copenhagen) |
英語 |
Session II. Mycology | ||
11:20―11:55 | Phylogenomics of wood decay fungi and the "End of the Carboniferous" David S. Hibbett (Clark University) |
英語 |
11:55―13:00 | Lunch | ― |
13:00―13:35 | A parasitic root on the fungal tree of life inferred using phylogenomics Timothy Y. James (University of Michigan) |
英語 |
Session III. Botany | ||
13:40―14:15 | Genome duplication and angiosperm diversification Pamela S. Soltis (University of Florida) |
英語 |
14:15―14:50 | Ancestral traits and specializations in the flowers of the basal grade of extant angiosperms Peter K. Endress (University of Zurich) |
英語 |
14:50―15:00 | Coffee Break | ― |
Session IV. Paleobotany | ||
15:00―15:35 | Late Mesozoic pre-angiosperm vegetation Patrick S. Herendeen (Chicago Botanic Garden) |
英語 |
15:35―16:15 | Fossil flowers: New insights in angiosperm evolution Kaj R. Pedersen (University of Aarhus) and Else Marie Friis (Swedish Museum of Natural History) |
英語 |
16:15―16:30 | Coffee Break | ― |
Special Lecture by the prize winner | ||
16:30―17:30 | Paleobotanical data and the origin of flowering plants
「古植物学的データと被子植物の起源」 Peter Crane (イェール大学) |
英語 日本語 (同時通訳付き) |
18:00― | Reception | ― |
12月2日の概要はこちら
開催日時 | 2014年 12月3日(水) 10:00~15:30 ※受付開始: 9:00~ |
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会場 | 国立科学博物館 日本館2階講堂 〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20 ≫アクセス方法 |
対象 | 一般の方 |
定員 | 150名 ※先着順。11月20日(木)締切 |
参加費> | 無料。ただし、別途入館料が必要です。 一般・大学生:620円、高校生以下・65歳以上:無料 |
ご注意 | ・シンポジウムへの参加は事前申し込みが必要です。 ・11月21日(金)20:00―24日(月)は、サーバメンテナンスのため、本ウェブページはご覧いただけません。 ・12月2日(火)のシンポジウム(対象:研究者、大学生・大学院生等、使用言語:英語)への参加もご希望される場合は、それぞれにお申込みが必要です。 |
お問合せ | 国立科学博物館 連携協力課 |
12月2日(研究者、大学生・大学院生等 対象)に参加をご希望の方は、別途申込みが必要です。お申込みはこちら
タイムテーブル | 内容 | 使用言語 |
---|---|---|
9:00~ | 受付 | ― |
Session I. 生物の分類の体系化~生物の世界の秩序を探って~ | ||
10:00~10:05 | 開会あいさつ | ― |
10:05~10:40 | 「第30回 国際生物学賞 受賞者ピーター クレイン博士 ~花の起源と初期進化への挑戦者~」 高橋 正道 (新潟大学) |
日本語 |
10:40~11:15 | 化石から読み解く進化:恐竜から鳥類へ 真鍋 真 (国立科学博物館) |
日本語 |
11:15~11:50 | 世界一大きい「花」ショクダイオオコンニャク 遊川 知久 (国立科学博物館) |
日本語 |
11:50~13:00 | 昼食・休憩 | ― |
Session II. 生物多様性研究の最先端~驚異の生物を探って~ | ||
13:00~13:35 | 生きる化石「接合菌」から探る菌類の陸上進出 出川 洋介 (筑波大学) |
日本語 |
13:35~14:10 | 珍渦虫とは何なのか 中野 裕昭 (筑波大学) |
日本語 |
14:20~14:55 | 昆虫の高次系統推定の進展とゲノム時代の昆虫形態学 吉澤 和徳 (北海道大学) |
日本語 |
14:55~15:30 | 深海に棲む大型イカ類 窪寺 恒己 (国立科学博物館) |
日本語 |