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●「翠三桃洗」
故宮博物院・所蔵、一級文物=中国・清代
精巧な流れるような造形で、翡翠工芸品の中でも特に美しい名品です。「洗」は中に水をためることができ、文房具や装飾品として用いられます。全体が、長寿を意味する桃の形に彫られており、外部には枝や葉、桃の花が刻まれています。木の幹が外周を力強く取り巻くとともに、桃の花が幾重にも重なり、生き生きとした情趣あふれる作品となっています。
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●「乾隆款龍紋翠杯盤」
故宮博物院・所蔵、一級文物=中国・清代
深緑の上品な色合いの翡翠で、彫刻がきわめて精巧です。「杯」は、龍をかたどった2つの「耳」が付いているほか、本体の両面には天を飛ぶ龍の紋様があり、皇帝を示しています。「盤」の内側中央部には蓮華型の台座があり、台座の表面には宝珠に戯れる2匹の龍が彫刻され、「盤」の中を勢いよく泳ぎ回るかのようです。「盤」の底部などに「乾隆年製」の銘が刻まれています。
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