ナスカの地上絵―それは人類の歴史上最大の謎とされ、多くの人々の関心を
引き続けてきました。本展覧会では科学的な調査に基づいて、地上絵をつくった人々の驚くべき文化の謎に迫ります。
紀前100年から紀元700年頃まで南米ペルーの南部海岸地帯に広く栄えたナスカ文化。その中でも砂漠地帯に800平方キロの広さにわたって描かれたナスカの地上絵は1930年代に発見されて以来、いったい誰が、なぜ、何のために描いたのか、誰にも解明できず巨大な謎でありつづけてきました。
本展覧会では、IT 技術を駆使して地上絵を実際にはるか上空から眺めるバーチャル体験をはじめ、ナスカ人のミイラ、彩色土器、織物といった多彩な考古遺物を展示します。ナスカ研究の第一人者による最新研究成果に基づいて、地上絵をつくったナスカの人々の全容に迫る、世界で初めての本格的なナスカ探求の展覧会です。