アメリカ自然史博物館のロイ・チャップマン・アンドリュース(Roy Chapman Andrews、1884-1960)が、1922年に大規模な調査隊を編成してゴビ砂漠へ探検を開始してからちょうど100年。本展ではこれを記念し、古生物学史上重要な、「中央アジア探検隊」の成果を紹介します。また、アンドリュースに大きな影響を受けた古生物学者たちの研究により明らかになった氷河時代における哺乳類の進化に関する「アウト・オブ・チベット」説を紹介。その説を導き出す証拠となった「チベットケサイ」の全身骨格復元標本を世界初公開します。