オーチスエレベーター
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1900年頃 |
オーチスエレベータの巻上機 |
本機は、1902年に竣工した日本生命保険本店旧本館(大阪市)に設置され、使用されていたエレベーターです。電動式としては浅草の凌雲閣のエレベーターが有名ですが、その後の近代的なエレベーターとしては、1896年に日本銀行本店(日本橋)と三菱3号館(丸の内)に設置されたエレベーターについで輸入、設置されたと伝わる国内最古級の乗用エレベーターです。
本機の運転方式はロープコントロール方式と呼ばれるもので、エレベーターのかご内から運転者がロープ(マネキンの前にあるロープ)を引くことで起動・停止の制御を行います。