紙張子製天球儀(重要文化財)
渋川春海作 1697(元禄10)年
貞享暦の施行の後幕府天文方となった渋川春海は、多くの観測機器や天球儀・地球儀などを製作しました。初期の作品では中国から伝えられた星座をそのまま表示していましたが、1697年作の紙張子製天球儀では、自分の観測に基づいた61の新たな星座を記載しています。天球上の太陽通り道、黄道を表した365個の小さな穴が球体を取り囲み、その日の太陽や月などの位置を差し込んで使用できるようになっています。(写真はレプリカ)
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渋川春海作 1697(元禄10)年
貞享暦の施行の後幕府天文方となった渋川春海は、多くの観測機器や天球儀・地球儀などを製作しました。初期の作品では中国から伝えられた星座をそのまま表示していましたが、1697年作の紙張子製天球儀では、自分の観測に基づいた61の新たな星座を記載しています。天球上の太陽通り道、黄道を表した365個の小さな穴が球体を取り囲み、その日の太陽や月などの位置を差し込んで使用できるようになっています。(写真はレプリカ)
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