ETL Mark Ⅲ用超音波遅延線メモリ
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1956年頃、金石舎研究所(現:京セラクリスタルデバイス)製
記憶容量128語(1語16ビット)
転送レート:1 MHz、4相
遅延時間:512 μS
1956年に電気試験所で、点接触トランジスタを使用した電子計算機ETL Mark Ⅲが試作されました。これはトランジスタを主要素子として使用するための実験機でしたが、世界で最初のプログラム内蔵式トランジスタコンピュータとも言われています。残念ながらトランジスタを使用した論理回路は現存していないようですが、主記憶装置として開発された金石舎研究所(現 京セラクリスタルデバイス)製の超音波遅延回路が2個現存しています。
(提供:産業技術総合研究所)